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インドネシア出張・トラジャ(2023.9.10-15)

  • Writer: Ikuko Okamoto
    Ikuko Okamoto
  • Sep 16, 2023
  • 2 min read

 バリからマカッサル経由でトラジャに向かいました。トラジャ族はトンコナンと呼ばれる家屋に伝統的に住んでいるとのこと。その前にはややアランと呼ばれる米蔵(小型のトンコナンのようですが)が建てられています。コミュニティの中心的な世帯のトンコナンの補修などにはどこにいようとも皆駆けつけるということ。ただ一方で、若者は、トンコナンは必ずしも住みやすくはないので、(案内してくれた人がいうところの)「アメリカン・スタイル」と呼ばれる普通の住居をトンコナンの隣に建てて住んでいるケースも多いようです。

 また、トラジャ族は独特の死生観をもち葬儀が非常に重要な位置を占めるということは聞いておりました。案内してくれた人が「あなたは幸運だ!明日、町に近いところで大きな葬儀がある」というので(そのような見学ベースで行っていいものかやや気になりつつ)、連れていってもらいました。それも2日連続で(1週間近く続き、毎日行われる儀礼が異なるとのこと)。

 ちなみに、この葬儀は、1年前に亡くなられた方のものでした。盛大な葬儀をするためには資金や準備が必要なので、実際に亡くなったタイミングから遅れて葬儀が行われることは珍しくないようです(3年後などもあるよう)。

 「プヤ」と呼ばれる天国に行くには水牛に乗っていくことが必要で、そのため水牛の数が多ければ多いほど早く行けるということで、もっとも大きな葬儀の場合、24頭の水牛が屠られるとのことでした。今回私が連れていってもらったのは、最大規模ではないとのことでしたが、かなり大きな葬儀であったようです。

 葬儀が重視される文化であるということは必然的にお墓も重要となります。案内してくれた人曰く「第二の家」であるとのこと。今回、古い時代のお墓から現在のお墓まで、たくさんのお墓を見ました。鍾乳洞がお墓として利用されているところもあり、そこは暗く(またよく考えるとなかなかの状況でしたので)、写真はありません。



 
 
 

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