インドネシア出張・バリ(2023.9.4-9.9)
- Ikuko Okamoto
- Sep 16, 2023
- 2 min read
Updated: Nov 8, 2023
学生研修先の開拓を主な目的としてバリに出かけてきました。バリという土地柄、観光を中心とした開発が進むなかで農村住民がどのように対応しているのか、といったことが主なテーマになりうるだろうと考え、村落ツアーを中心に据えた形を考えました。
そこで、最初に訪れたのがK村です。K村は、オランダ植民地統治下で、バリでは最初にコーヒーが導入された村で現在も農業に従事する世帯が大半のようです。観光開発の波が押し寄せるなかで(案内してくれた方いわく、バリでは毎年100haの農地が失われているとのこと)、どうやって農地・農業を維持していくか、ということで村落ツアーの展開を一つの選択肢とした村とのことでした。村の農地を案内してもらいましたが、コーヒーだけでなく、バニラ、クローブなどのスパイス類、はやとうり、唐辛子などなど、実に様々な作物が作付けされていたのが印象的でした。
もう一つの村がT村です。バリのなかでもとても歴史の古い村(バリ・アガと呼ばれる先住民の村)で、コミュニティの在り方、居住形態などがバリの他の村とは全く異なる、独特の村でした。観光資源としてその村の伝統や工芸品を前面に出しています。世界でも珍しいといわれる織物(ダブルイカットといわれる技法でおられるグリンシン)、素敵でした。糸を染め上げるのに3年ほどかかるそうです。
そのほか、儀礼を重視するバリ文化、また棚田の美しさがとても印象的でした。
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